社員Tです。突然ですが、皆さんはマンションなどを購入するとき何を重要視しますか？

価格？

利便性？

立地条件？

今回は、マンションなどの測定にかかわる仕事のお話で、床衝撃音、室間の騒音、サッシの遮音性などの測定をベテラン社員と若手社員の3名で実施してきました。

床衝撃音の測定は、正しくは「床衝撃音レベル測定」と言いますが、簡単にいえば、上の階からの騒音がどの程度下の階に響くかを測定評価します。

子供がとび跳ねる音、椅子などを引きずる音などの生活音を想定して、上の階で模擬的に音を出します。それを下の階で測定し床の衝撃音に対する評価をします。

室間の騒音測定は、正しくは「室間音圧レベル差測定」と言いますが、簡単にいえば、お隣との壁の性能を測定して評価します。

やはり、生活音を想定して、模擬的に音を出し、音を出した反対側の部屋で測定し、壁の遮音性について評価をします。

サッシの遮音測定は、正しくは「建具の遮音測定」と言いますが、簡単にいえば、外部からの騒音に対して、窓枠の性能を測定評価します。

室間の騒音測定と同様に、バルコニーなどから模擬的に音を出し、室内外で測定を行い、サッシの騒音に対する評価を行います。

マンションなどの設計上、床や壁、またサッシなどは、想定する規格の具材や商品を使用していますが、実際に建設した場合の効果を現場で確認しています。

設計においてそれぞれの等級があります。兵庫分析センターでは、建設されたマンションが想定された等級か、もしくは、どの程度の等級であるかを測定し評価しています。

マンションの購入を検討されている場合、窓や壁の遮音性、また上下階の床の衝撃音などについて、すこし確認されると、判断材料の一つになると思います。